マンションの場合ですと、チェックポイントとして、大きく分けて5つのポイントがあります。
1つ目のポイントは管理費、修繕積立金のお支払いが必ず必要になりますので、管理費・修繕積立金は金額が高いのか、比較的安いのかです。住宅ローンの利用の場合にはその金額と合わせての固定の住居費になりますので、月々の支払いをいくらぐらいに抑えたかという部分で検討していただいた方が良いかと思います。
2つ目のポイントはマンションの長期修繕計画があるかどうかです。どのようにマンションのメンテナンスの計画があるか、修繕積立金の改訂がどのくらいにある予定など、将来的な支出の部分の参考にしていただけます。
3つ目のポイントは駐車場を利用される場合には、敷地内の駐車場の利用可能台数も確認が必要です。マンションの場合、一世帯で1台というのが、ほとんどです。稀に2台目も敷地内に利用できるケースもありますが、多くは2台目の駐車場は近隣の月極駐車場を利用していただくことが多いです。
4つ目のポイントはマンションの管理状況の確認として、ゴミ置き場、駐輪場、駐車場などの共用部の状態がゴミなどが常に散乱していたりすると、一概には言えませんが、管理の状況があまり良くないケースが多いため、そのようなマンションの購入はおすすめいたしません。
5つ目のポイントはマンションが建っている土地の状況が、所有権かそれとも、借地権かというものです。最近のマンションですと少ないですが、築年数が経っているマンションの場合にはマンションの敷地が借地ということがあります。その場合、借地期間というものがありますので、注意が必要です。
一戸建ての場合ですと、チェックポイントとして大きく分けて4つのポイントがあります。
1つ目のポイントは敷地に接している道路がどのような道路か、市道なのか、私道かどうかです。市道の場合には、道路の幅がどのくらいか出入りがしやすいかどうか確認が必要です。私道の場合には、その道路の持分を取得できるのか、それとも私道の所有者から通行掘削承諾書等の書類に署名等がいただけるのかです。持分の取得または通行掘削承諾書が取得できない場合には、購入する際注意が必要です。
2つ目のポイントは建物について、基礎のひび割れの状況、床下の臭気などの状況、外壁の表面の状況、扉や窓が建物の傾きによって閉まりづらくないか、天井と壁の境目などの雨漏れの状況などは、物件のご内見時に目視で確認することができる範囲ですので、こちらは確認をしていただいた方が良いかと思います。
3つ目のポイントは物件敷地やその周辺の過去の土地利用の履歴などで、元々は水田や池だったなどですと、周辺があまり地盤が良くない場合がありますので注意が必要です。
4つ目のポイントは建物の将来的なメンテナンス費用を考慮した、住宅ローン等のお支払い額の検討をしていただいた方が良いです。一戸建ての場合にはマンションにあるような修繕積立金というのはありませんので、どうしても将来的なメンテナンスの部分が後回しになってしますケースが多くあります。安心して、長くお住まいいただけるよう、建物の修繕費の費用も考慮していただき、住宅ローンの月々のお支払い額の算出していただければと思います。
その他、間取りなどの部屋数や家事動線、庭や敷地の広さ、室内外のデザイン、設備の内容、周辺環境の便利さや雰囲気、住宅ローンの複数プランの提案などを当社では皆さんのライフスタイルに合わせたご提案をさせていただいております。
全てが満足できる物件を探すことは難しいですから、自分や家族にとって重要な事柄を考慮し、価格面とのバランスをとりながら、ライフスタイルに合った物件の選択を行うことが大切です。